Visa   Health/Insurance   Housing   Public Benefits   Disability   Seniors   Consumers   Family   Legal   Others   Links  
[ お役立ち情報 ]    ビザ、医療保険、住宅問題など、JASSI がまとめた、社会生活に役立つ情報集です。


[ 低所得者・お役立ち情報 ]

[ 4. 一時給付金 テンポラリー・アシスタンス ]

最終更新日:2021年3月

Temporary Assistance は 何らかの理由で働けない方、仕事をみつけられない方、収入が十分にない方に一時的に支給される給付金です。

*コロナ禍では申請方法が変更されている可能性もありますので、WEBサイト、又はHotlineでご確認下さい。

それぞれのプログラムのための必要書類、申請方法は同じです。


[ Family Assistance (FA) ]

Federal Temporary Assistance for Needy Families (TANF) の規定に従っています。

[ 該当資格 ]

  • 米国市民、または永住権保持者*(*1996年8月22日以降に米国に移民した者は永住権取得後5年間は受給資格を得られないので注意
  • ニューヨーク州の住民
  • 無〜低所得
  • 妊娠している、あるいは18歳以下の子どもがいる(ひとり親、両親どちらでも可)
  • 未成年の子どもを育てている親戚

[ 受給期間 ]
他のTANFプログラムから助成金をもらっている期間を含め、一生のうち合計60ヶ月間のみ。60ヶ月を過ぎたら申請資格がなくなります。



[ Safety Net Assistance (SNA) ]

[ 該当資格 ]

  • 米国市民、または永住権保持者
  • 18歳以上のシングル
  • 子供のいない夫婦
  • 親、親戚等から離れて暮らしている子ども
  • 薬物・アルコール中毒者の家族
  • 薬物・アルコール検査や治療を拒否している人の家族
  • 助成金の最長受給期間(60ヶ月)を超してしまった人
  • TA申請には該当するが、Federal Reimbursement には該当しない人


[ 受給期間 ]
基本的に最長2年間ですが、2年後もまだ該当資格に当てはまる場合、現金以外の補助がもらえることがあります。なお、以下の方々もその対象になります。

  • 薬物・アルコール中毒者の家族
  • 薬物・アルコール検査や治療を拒否している人の家族
  • 助成金の最長受給期間(60ヶ月)を超してしまった人


[ 必要書類 ]
申請時に書類は必要ありませんが、あらかじめ持参すると手続きがスムーズにいくことがあります。

  • 写真付き身分証明書(例:パスポート、運転免許証)
  • ソーシャルセキュリティーナンバー
  • 結婚歴を証明できるもの(例:婚姻証明書、離婚証明書、死亡証明書)
  • 子どもとの関係を証明できるもの(例:出生証明書、医療記録)
  • 現住所を証明できるもの(例:大家さんからの手紙、家賃の領収書)
  • 家族構成を証明できるもの(例:大家からの手紙、スクールレコード)
  • 収入を証明できるもの(例:収入証明書、ビジネスレコード、タックスレコード、養育費をもらっていれば家庭裁判所からの手紙、失業保険、年金、学生ローン)
  • 市民権、または永住権を証明できるもの(例:グリーンカード、出生証明書、移民局からの書類)
その他必要書類のリストは以下のリンクをご覧ください。
http://www1.nyc.gov/assets/hra/downloads/pdf/benefits/eligibility_factors_and_suggested_documentation_guide.pdf

[ 申請方法 ]
1. 申請書をお近くの福祉サービス事務所からもらう、またはTANF申請用紙をダウンロードすることもできます。ニューヨーク州テンポラリー・アシスタンス・ホットライン 1-800-342-3009 にお問い合わせ下さい。*ニューヨーク市に居住している方は、お近くのジョブ・センターで申請します。

2. 申請を認めるか否かを決定する面接日時の通知が7日以内に送られてきます。申請者が60歳以上であったり、身体的または金銭的に面接に行くことが困難であれば、最寄りのオフィスに問い合わせると電話面接を受けられる場合もあります。なお、希望により通訳をつけてもらえます。

3. 面接の結果はFAの場合30日以内、SNAの場合45日以内に郵送されます。


[ Emergency Assistance ]
TAを既に受給しているかいないかに関わらず、助成金が緊急に必要な事態が起きたときに手続きを早める支援です。「ワンショット(One Shot)」とも呼ばれています。

通常面接までに数日〜数週間かかりますが、Emergency Assistance を申請すると当日に面接を受けられます。そこで申請を許可されるか否かが決められ、受給できる助成金の種類、金額、期間をその場で教えてもらえます。住居立ち退きを迫られている低所得の方への家賃補助、光熱費の補助、災害時の引っ越し代なども提供します。

『スナップ(旧フードスタンプ)』と同時申請する場合は、申請後5日以内に面接をし、結論を下されます。

詳細は、HRA Infoline 718-557-1399 へお電話してください。

TAを既に受給している方はすぐにオフィスに連絡してください。TAをまだ受給していない方は申請時に担当者にお伝えください。なお、緊急支援申請には緊急事態であることを証明するものが必要です。


参考資料:
NYC HRA: Cash Assistance
NYS OTDA: Temporary Assistance
NYS Office of Temporary and Disability Assistance: Temporary Assistance Source Book